かほく市高松 — 砂地と日本海のそばで、家族と動植物と共に暮らしをつくっていく記録。
このプロジェクトの根底にあるテーマは、人と動植物の健康と調和。記録・発信・経営管理はカメラとAIが担い、人間は土・自然・生き物・地域の人と向き合うことに専念する。
芋の収益でサイクルを回して拡大する。外部融資・補助金は活用するが依存しない。規格外・廃棄物が出ない設計(芋の皮→飼料、鶏糞→堆肥)。
1haは1家族がゆったりと無理なく回せる規模。専業として十分成立するライン(手残り年580〜680万円目安)。大きくするのではなく、ユニットを増やす。
作業中は基本的に常時録画。朝霧の中の畑、収穫の泥、焼き芋の煙、家族の笑顔。AIが良いシーンを切り出して編集・投稿まで自動化する。
最初のユニットで学んだことを、次の担い手へ丁寧に引き継いでいく。耕作放棄地が少しずつ再生され、関わる人が増えていくことが理想の姿。
自分だけ健康になることは比較的容易。でも目指したいのは、もっと広い調和。家族・仲間・ゲスト、そして鶏・山羊・土壌・植物まで含めた調和のある空間を、少しずつ広げていく。
栄養・運動・睡眠・学び・仕事・つながり。それぞれの大切なことが心地よく持続する「今」を積み重ねる。農場という場所が、その実験台であり実践の場。
| 人間がやること | AIとカメラがやること |
|---|---|
| 土を耕す・苗を植える・収穫する | 作業の常時録画・映像ストック |
| 自然の変化を感じ取る | 収量・気象データの自動記録 |
| 地域の人と関わる | 会計・経費・補助金管理 |
| 体験・おもてなしをする | SNS素材の切り出し・投稿 |
| 判断・意思決定をする | 経営分析・収益予測レポート |
芋蔓が飼料になり、糞が堆肥になり、堆肥が畑を豊かにし、また芋が育つ。漁業や地域の資源も、少しずつこの輪に加わっていく。
煮干し(DHA)→ 養鶏飼料に添加 → DHA強化卵 → 山羊ミルク+DHA強化卵 → スーパープリン・プロテイン。ローズマリーがDHAを酸化から守る。
農業と漁業は繁忙期がずれており相互補完が成立する。農場の直売スペースを漁師も使い、農産物×魚介の加工品開発・人手融通を行う。
飼料のナトリウム補給として添加。震災復興支援のストーリーとして発信できる地域連携の象徴。
「砂地・海沿い」という条件を、そのまま味方につける初期布陣。無理なく続けられる形で、この土地ならではの農業を育てていく。
| プレイヤー | 季節 | 人間への役割 | 動物への役割(Stage 2以降) | 畑(砂地)への役割 |
|---|---|---|---|---|
| 🍠 サツマイモ | 春〜秋 | メインの収益・加工原料 | 収穫後のツルや葉が冬の貴重な飼料 | 痩せた砂地でも自力で育ち地力を引き出す |
| 🌿 桑(クワ) | 通年 | 実(マルベリー)をジャム等に | ヤギの大好物・主食。夏〜秋の飼料 | 木陰(日よけ)・海風を防ぐ防風林に |
| 🌱 ラディッシュ | 秋(収穫後〜11月) | ピクルス・サラダ・スープ | 葉が冬前のビタミン飼料源 | 短期間で育ち次作付けへの刺激(土壌活性) |
| 🌾 ライ麦 | 晩秋〜春(11〜4月) | 特になし(管理のみ) | 春一番の青刈り飼料(主食) | 冬の海風から砂を守り、根で土を耕す防砂被覆 |
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 4〜5月 | 育苗・苗の準備 |
| 5〜6月 | 定植(家族集中作業) |
| 7〜8月 | 蔓返し・管理ほぼ放置 |
| 10〜11月 | 収穫(最重要期)・収穫後すぐラディッシュ播種 |
| 11月〜 | ライ麦播種(防砂・冬季被覆)・焼き芋移動販売最盛期開始 |
| 1〜3月 | 干し芋需要ピーク |
| 3〜4月 | ライ麦青刈り(Stage 2以降は動物へ。Stage 1は鋤き込み緑肥) |
| 4〜6月 | 貯蔵品を高値で直売・EC販売 |
芋メイン・飼料供給・樹木層管理。芋蔓・端材・桑葉をUnit C(養鶏)へ供給。
大豆粕生産・飼料供給。搾油後の粕をそのまま養鶏飼料へ(タンパク40〜45%)。味噌・納豆・豆腐の内製化も。
卵生産・加工品担当。30〜50羽のウズラを管理。DHA強化卵でプリン・卵麺を製造。
輪作管理・機能性飼料生産。タイム・ローズマリー・オレガノ・赤紫蘇の機能性ハーブ発酵飼料を担当。
| 比較項目 | ウズラ(Stage 2) | ニワトリ(Stage 3以降) |
|---|---|---|
| 鶏舎スペース | 1羽あたり約0.025㎡ | 1羽あたり約0.1㎡以上 |
| 産卵開始 | 約60日(孵化後) | 約150〜180日 |
| 鳴き声 | 小さい(近隣リスク低) | オスは大きい |
| 初期費用 | 低い(小型ケージで対応可) | 鶏舎建設が必要 |
| DHA強化対応 | 煮干し粉少量添加で実現可 | 同左 |
チモール(抗菌・防腐)。腸内抗菌効果。抗生物質代替として養鶏での飼料添加実績あり。乾燥・砂地に強い多年生。
ロスマリン酸(抗酸化・DHA保護)。「煮干しでDHAを強化し、ローズマリーで守る」というロジックが商品ストーリーになる。
カルバクロール・チモール(抗菌)。腸内菌叢改善。飼料添加の研究実績が豊富。ピザ・パスタ向け乾燥ハーブとして直売しやすい。
1ユニット1ha・1家族のスケールに最も合う乳動物。脂肪球が小さく消化が速い。
Stage 2でのプリン原料(地元酪農家から仕入れ)。Stage 3で山羊ミルクへ切り替え。
煮干し×能登塩×ローズマリー育ちのDHA強化卵+自農場山羊ミルク。想定価格1,000〜1,500円。「うちの山羊とうちの鶏が作った農場のプリン」
添加物ゼロ・農場直送・MCT類似脂肪入り天然プロテイン。山羊ホエイは市場にほぼ流通がなく、希少性で高価格を正当化できる。
サツマイモで育った山羊の毎朝搾りたてヨーグルト。乳糖不耐症の人でも飲めるケースが多く、市場の広さに直結する。
| ユニット | エリア | 時期 |
|---|---|---|
| Unit 1 | 高松エリア(現在地) | 今〜3年目 |
| Unit 2 | 周辺の耕作放棄地 | 3〜5年目 |
| Unit 3 | かほく市内別エリア | 5〜7年目 |
| Unit 4以降 | 白山市・能登方面 | 7年目以降 |
現状はすべて雑木林の耕作放棄地。9区画合計42.6aを段階的に整備する。
小さな一歩も、記録しておけば物語になる。活動を丁寧に積み重ねながら、この場所に共感してくれる人たちと、ゆっくりつながっていく。
最初に動くこと:かほく市農業委員会への相談 → 認定新規就農者の申請。この順番が農地紹介・補助金・融資すべての入口になる。
農地紹介・マッチング
栽培技術・先輩農家からの学び
補助金・支援制度の活用
地域農業コミュニティへの参加
直売・EC・体験販売など独自の販路を少しずつ育てていく。加工品・地域連携商品は自分たちのブランドで届ける。
小さな記録や気づきも、積み重なればやがてつながる。焦らず、日常のペースで育てていく。
日常の作業・記録・気づきをループとして丁寧に積み重ねる。農園・牧場の風景と生データが、やがて揺るぎない土台になる。
積み重ねた土台が、新しい一歩を生む。蓄積されたデータや気づきが、やがて農場・地域・人の「次の物語」を動かし始める。
まず自分と家族の健康・暮らしの土台を整えながら、かほく市の農地開墾と並行して第一次産業への第一歩を踏み出している。
手の届く技術で現場の記録・可視化を少しずつ積み重ねる。自分たちの農場で試し、学んだことを地域の仲間と共有していく。
かほく市・石川県・日本海沿岸の一次産業に関わる人々と、ゆっくりと信頼を積み重ねながら、この地域ならではの農業の形を育てていく。